2011年1月26日水曜日

フィギュア付けた男性誌、即日完売 休刊が相次ぐ中、付録付き雑誌だけが大人?

 雑誌業界は1997年をピークに総販売額が減り続け、2010年に入ってからもその傾向は続いており、約60誌が部数の減少や広告収入の落ち込みなどで休刊を発表し、店頭から姿を消した。

 そんな中、好調なのが付録付き雑誌だ。20代の若い女性をターゲットにした宝島社のファッション雑誌「sweet」は、ヤングアダルト?ミセス対象のレディース向け雑誌では、これまで何度も売り上げ1位を記録している。「sweet」は毎号ブランドとコラボしたバッグや小物が付録となっていることで知られている。

 また、昨年11月には、宝島社はコスメティックブランド「イヴ?サンローラン?ボーテ」の付録付きのブランドムックを発売したが、この初版は同社の過去最高となる100万部だった。これに追随した各社は、こぞって「付録」で競い合っている状況だ。

 ネット上では、このような付録付き女性誌の情報交換を行う「フロクナビ」も登場し、多くの読者から口コミが寄せられている。

 最近では男性向け雑誌でも付録付きが増えつつある。美少女情報を紹介した雑誌「電撃G'smagazine」8月号では、美少女キャラクター「ねんどろいどぷち かなで」のフィギュアを付録に付けたところ、数日で売り切れとなった。またこの付録を大量に手に入れるため、同誌を数十冊も購入した男性がネット上で注目を集めた。

 あたかも付録との主従関係が逆転してしまったような雑誌。インターネットや携帯端末の普及により、その存在意義が薄れつつある中、今後の動向に注目したい。


(加藤 秀行 、 簗瀬 七海)

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引用元:RMT(リアルマネートレード)専門サイト『RMTワンファースト』

2011年1月22日土曜日

安い化粧品ばかり購入するようになった日本人女性?中国メディア

 金融危機以来、日本経済は低迷を続けている。これに対し、中国新聞網は「日本人女性は安い化粧品ばかり購入するようになった」とする記事を掲載した。

 日本経済産業省の調査によると、2009年度の日本の化粧品販売数量は前年比0.8%減となり、売上総額は同8%減となった。これに対して記事では、「経済低迷下においても、化粧品に対するニーズはさほど減少していないことが見て取れるが、売上総額が大幅に減少していることから、多くの日本人女性が普段使用する化粧品の金額を落としたことが分かる」と指摘した。

 つづけて記事では、日本では低価格の化粧品は薬局などでも購入することができると紹介。販売チャネルが大衆化したことによって、百貨店などで販売される高価格の化粧品が大きな打撃を受けていると報じた。

 高級化粧品が売れなくなるなか、化粧品メーカーは値下げなどの販売促進策を展開しているが、低価格の新商品の開発にも余念がない。記事では、「創意工夫によって生まれた新商品は、値下げ商戦のなかでも価格を下げずとも好調な売り上げを記録している」と紹介し、ニーズを満たす低価格で使いやすい商品が日本人消費者からの歓迎を受けているとした。(編集担当:及川源十郎)

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引用元:ロハン(新生R.O.H.A.N) 専門サイト